回線の品質がそこまで変わらないなら「最も安い月額料金の光回線を契約したい」と思うのはお金が余っている人でもなければ当然の事。

光回線の料金は毎月支払うものだけに少額でも積み重なると大きくなってくるので、少しでも安い光回線を使うことはとても賢い節約方法です。例えば月額が500円安い光回線サービスを選ぶだけでも、年間で6,000円も使えるお金が増えることになります。

まずは簡単に光回線の料金をまとめた表を見てください。

月額料金
フレッツ光 集合住宅:約3,800円~
戸建:約5800円
excite光 集合住宅:3,360円
戸建:4,360円
auひかり(so-net経由) 集合住宅:実質200円程度
戸建:3,300円程度
※30ヶ月までの計算

結論から言うと、「使う期間が2年より短い可能性がある人」や「面倒なことは苦手」という人は基本料金が最安の「excite光」を検討しましょう。フレッツ光の回線を使っているので信頼感も心配ありません。
※集合住宅独自の割引がある場合は除く

「多少面倒でも割引やキャンペーンを使って最安にしたい」人や、「auの携帯電話を家族で2人以上持っている」なら「so-netを経由したauひかり」が最安。2年以上使うというのが前提になりますが、このキャンペーンを利用することで10万円近い割引やキャッシュバックを受け取ることができるので、30ヶ月は実質0円以下になるケースもあります。この記事の後半で詳しく説明していきますが、ここまで節約できるのであればむしろ光回線を使わない方が損というほど。

では最安の光回線を知るために加入者が一番多いNTT東西の「フレッツ光」の基本料金を確認してみましょう。

基準となるNTT東西の基本料金を確認

光回線が安いのか高いのかという基準にもなるNTT東西のフレッツ光の料金を確認しておきましょう。

月額料金(プロバイダ込み)
NTT東日本 「フレッツ光 マンションタイプ」 3,850円~ +工事費15,800円
NTT東日本 「フレッツ光 戸建タイプ」 5,700円~ +工事費18,800円
NTT西日本 「フレッツ光 マンションタイプ」 3,700円~ +工事費15,800円
NTT西日本 「フレッツ光 戸建タイプ」 5,900円~ +工事費18,800円

NTT東西の料金はそこまで大きく変わりません。初めにかかる工事費も同じ値段です。集合住宅なら3,800円前後に工事費7,600円~15,800円。戸建なら月5,900円前後に工事費18,800円がかかると覚えておいてください。
※最も早い「ギガ」や「隼」の回線を選ぶと料金が上がりますが、通常の早さのプランで十分です。

基本料金が最安の光回線はどれ?

基本料金が最安となる光回線は戸建と集合住宅ともに「excite光(エキサイトひかり)」。または「集合住宅についていて割引がある光回線」です。excite光というのは大手のプロパイダで伊藤忠商事の子会社「excite」が提供しているNTT光回線の又貸しサービス(光コラボ)なので、信頼度は高く回線の品質はフレッツ光と同じです。

また集合住宅ではマンション全体で契約していて割引がある光回線がある場合もあります。よく分からない場合は、契約した時の書類を見るか、大家さんまたは不動産会社に確認してみましょう。おそらく入居前にインターネット回線については説明はあったと思いますが、もし覚えがなければ聞いてみるのが早いですね。割引される光回線があって、これから紹介する光回線の料金より安いのであればそちらを利用した方がお得になります。

では基本料金が最安になる「excite光」の料金を見ていきましょう。

基本料金はプロバイダ料金も込みで、マンションなら月額3,360円、戸建てなら4,360円になります。工事費と初期費用はもともとフレッツ光が通っている住まいなら3,000円で済むというのもNTTに比べてかなりお得。フレッツ光の回線が通っていない住宅の場合は、工事費はマンション16,000円、戸建て19,000円。excite光は契約に何年縛りなどの条件がないので、解約金などの面倒なことを考えなくて良いというのも大きなポイントです。「契約期間の縛りがあるキャンペーンなどを利用して、解約は何年後にしないと違約金がかかる...」とか考えるだけで契約する気をなくすという人にも自信を持っておすすめできる「とにかくシンプルに基本料金が安い」光回線です。

ほんの少しの手間だけでかなり安く使いたい人(実質0円以下も!)

ここから紹介するのは「so-net経由でauひかりに申し込む」方法です。当サイトの方針としてネット回線の代理店は評判が良くないところが多いのであまり紹介しないことにしているのですが、so-netは一流企業ソニーのグループ会社として信頼感が高いので取り上げることにしました。何も手間をかけたくない人はここから先は読む必要ありません(笑)。

これから紹介する方法は「2年間は使う予定がある」「安くなるなら多少面倒でもキャンペーンを使っても良い」「光電話も同時に使っても良い」という人なら料金をかなり安くすることができます。「auの携帯電話を使っている」人はさらに安くなります。

では内容について見て行きましょう。

「auひかり」はKDDIから直接申し込むとプロバイダ料金込みで、集合住宅で月額3,800円、戸建で6,300円になります。これはexcite光より高い基本料金ですが、so-netのキャンペーンを利用することで24ヶ月間は集合住宅で実質毎月700円程度、集合住宅では30ヶ月間実質毎月から光回線が使えることになります。

キャンペーンの内容として「初月無料」「戸建は750円、集合住宅は1,500円を30ヶ月割引」「最大4万5,000円のキャッシュバックがもらえる」「光電話が30ヶ月無料」という特典があるので、これを入れて計算すると30ヶ月で戸建だと約92,000円、集合住宅だと約10万8,000円ほど節約することができます。そうすると30ヶ月の間は戸建ては毎月3,000円、集合住宅は毎月3,600円月額料金が安くなるのと同じことになるので、実質戸建ては月3,300円、集合住宅は月200円で光回線を使うことができるという計算になります。

またauの携帯を持っている人は「auスマートバリュー」という光回線と携帯電話のセット割引も使うことができるので、同時に申し込めば一人につき2年間最大2,000円が携帯電話の月額料金から割引されます。これは光回線ではなく携帯料金から引かれるというのがポイントで、家族の人数や携帯のプランによりますが、スマートバリューを使うことで光回線が大幅に安くなるうえに携帯料金まで割引されるというすごい状況になります。 30ヶ月でここまで節約できたら一人暮らしや家族の家計は本当に助かります。

デメリットとしては、「ひかり電話を使わなければいけない」ということと「2年縛り」ということがあるのですが、ここまで安くなるならso-net経由のauひかりは挑戦してみる価値が十分にあると思います。

まとめ

光回線はNTTやauの基本料金はまだまだ高いですが、NTTの回線を使っているexcite光の様な光コラボや、so-netなどのキャンペーンを上手く利用することでかなりの節約をすることができます。

年間数万円節約できればかなり大きいので、新しく回線を引く人だけでなく乗り換えでも検討してみる価値があると思います。

登場人物B

面倒くさがりでもexcite光を使うだけでも年5,000円くらい節約できるので検討する価値はじゅうぶん。auひかりのso-netのキャンペーンはauひかりが使えない地域や住宅もあるみたいだけど、キャンペーンの条件さえクリアできればここまで光回線の料金が安くできるなんて驚き。