ひとことに「光回線サービス」と言っても、少し前までとは違い「NTT」や「au」だけでなくかなりの数のサービスがあります。

またプランや割引も複雑になっているので、インターネット回線についてかなり詳しい人以外は、本で読んだりインターネットで検索してみても「難しいことばかりで分からない」ということが多いと思います。さらに、その中から自分の使い方に合う光回線を選ぶというのは本当に難しくなっています。

なので、多くの人が比較サイトなどで検索して一番安いプランやおススメのプランを選んだり、電話などのキャンペーンで勧誘されるがままに申し込んだりすることが多いです。中には「聞いていた料金と違う」「通信速度が遅い」などトラブルになったという話も聞きます。このページでは光回線の選び方を知って、料金やサービスで自分が納得した光回線を選べる様に解説していきます。

まず光回線を選ぶ前に考えてもらいたいのは、「インターネットをどう使いたいのか」ということです。

ここを初めに考えておくことで、そもそも高額な光回線が本当に必要なのか、他の回線でも十分ではないかということや、光回線が必要ならどういったサービスや契約が自分に合っているのかということが分かってきます。

納得して光回線を選び方を知りたいという人は、まずはここから考えていきましょう。

インターネットをどう使いたいのか考えてみよう

先ほども言いましたが、インターネットをどう使いたいのかを考えると、「そもそも光回線が必要かどうか」と「必要ならどういった回線が向いているのか」が分かります。

家族がいる人や、インターネット経由で毎日映画を観たりゲームをしたり、Wi-Fi経由でスマホをたくさん使ったり、仕事でも使うという人なら光回線にして間違いないでしょう。回線の速度はもちろん通信量の制限なしでネットが使えるのは光回線の大きなメリットです。大きなサイズの動画をアップしたりダウンロードする人も通信制限がない光回線が一番良い選択になるでしょう。

もしあなたが一人暮らしで、PCではネットで1日数10分動画を観たり、調べ物やニュースなどをチェックしたり、ネットショッピングしたり、普通にインターネットを楽しむだけであれば光回線は必要ないかも知れません。

例えば、格安SIMなどのモバイル通信を使う方法なら月に1,000円程度から高速なネット回線を使うことができます。格安SIMでインターネットをするメリットとしては、引越しの時も住所変更するだけで回線の工事をしたりする面倒がなくなり、光回線と違い外でも使えるのでカフェや電車、学校などの出先でもインターネットが使えるということです。光回線ではなく格安SIMなどのモバイル通信という選択もスマホを持っている学生さんや社会人の一人暮らしの方なら格安SIMなどのモバイル通信も検討してみる価値があります。また、光回線は工事をするのに2ヶ月待ちなどという場合もありますが、モバイル通信は契約後すぐにインターネットが使えるというのも強みです。

家族がいるとどんな使い方でも快適で料金が上がらない光回線が良いと思いますが、一人暮らしの人は高額で面倒なことも多い光回線を申し込む前にちょっと考えてみましょう。

格安SIMなどのモバイルデータ通信は少し前とは違い固定回線の代わりとして使えるほど快適になっています。使った分だけ払えば良いというサービスもあるデータ専用の格安SIMなら試してみてダメでも解約は簡単。もしこれで十分なら生活費の節約としてもかなりの効果を発揮してくれます。

インターネット回線は選択肢が増えているというのを知らない人も多いですが、節約効果は大きいです。
格安SIMに興味を持った人はこちらのページも読んでみてください。

光回線には大きく分けて4つの種類がある

光回線には、大きく分けると4つに分けることができます。この4つにはそれぞれメリットとデメリットがあるので、それぞれの特徴を解説します。

「フレッツ光」
NTTが提供する最も有名な光回線です。光回線と聞いて、まず初めにイメージするのはフレッツ光だと思います。フレッツ光が選ばれる理由として一番大きいのは、NTTという企業の実績と信頼感です。とにかく安心感で選びたいという人にとっては一番の選択肢になるでしょう。デメリットとしては料金がほかより若干高いこと。

「auひかり」
次はKDDIが提供する「auひかり」。NTTとは違う独自の光回線を使っています。携帯会社のauとのセット割引を適用するとほぼ無条件でトータルの料金が安くなります。フレッツ光よりユーザーの数が少ないので通信環境も良いと評判。デメリットとしては提供エリアが狭くそもそも使えない場合があるので、使う場所がエリア内なのか事前に確認しておく必要があります。関西地方の一部と東海の一部はエリア外となっています。

「光コラボ」
光コラボは、ここ数年で始まったばかりのサービスでNTTの回線を借りてフレッツ光という名前ではなく自社の名前で光回線を提供するサービス。携帯会社が提供する「ドコモ光」「ソフトバンク光」、プロバイダが提供する「excite光」「ソネット光」などがあります。ほとんどの光コラボではフレッツ光より安い料金体系になっていて、月々の料金をおさえたい人に人気。デメリットとしてはまだ始まったばかりでトラブルが多いということです。プロバイダを選ぶこともできないので、通信環境が悪かった場合は解約する必要があり違約金が高額になることも。

「NURO光」
ソネットが提供する超高速の光回線。NTTの回線を使っていますが、フレッツ光より早い最大通信速度が出ることが特徴。料金はフレッツ光と同額程度で、評判も良いものが多いです。デメリットとしては、工事料金が高いことと関東地方でのみの提供となっていることです。通信環境が良ければ多少高くてもという人向け。

まとめると、安心感ならフレッツ光、au携帯ユーザーならセット割引が有利で通信環境が良いauひかりを検討、光回線のみのトータルの料金の安さで選ぶなら光コラボ、通信環境にこだわるならNURO光ということになります。

料金が安い光回線サービス=ダメという訳ではない

光回線は快適というイメージがあると思います。多くの場合は快適なことが多いのですが、中にはいざ開通してみたら通信速度が思ったよりも出ないという声も耳にします。

光回線の通信速度というのは周りの地域でどれだけその回線やプロバイダを使っている人が多いか、設備が充実しているかに左右されるところが大きいので、どっと注目されたところのサービスが混んでしまい通信速度が遅くなるということがよくあります。最近では携帯電話と光回線のセット割引が注目され過ぎ、「ドコモ光」や「Softbank光」の一部でかなり通信速度が遅くなっている様です。

また集合住宅の場合、戸建住宅と違いマンション住人で回線をシェアして使うことになるので他の住人の使用状況が速度が遅くなる原因になりえます。

ただ、自分の住居でどのくらいの速度が出るのかというのはサービスを申し込む前に知る事ができません。ぶっちゃけて言ってしまうと、「光回線の通信速度は開通するまでは分からない」ということになります。光回線はサービスごとに料金に幅があるのですが、周辺環境の影響が最も大きく、料金が高いから品質が良い、安いから悪いというのはあまりあてはまりにくいと言えます。

フレッツ光や光コラボと言われるNTTの光回線の回線が遅くなる理由は、光回線自体に問題があることは少なくほぼプロバイダや光コラボサービスに原因があるとも言われています。このことを頭に入れておけば、通信環境が問題でサービスの乗り換えなどを検討する場合に役に立つと思います。

通信回線の快適さにこだわる人は「auひかり(関西地方は「eoひかり)」「NURO光」は通信環境が良いという評価が高いのでそちらも検討してみましょう。

料金で比較する時の注意

光回線は料金は、住居の形態、契約している携帯会社、契約期間の縛りの有り無しで光回線のトータルの料金というのは変わってきます。

光回線業者や比較サイトで大きく表示している非常に安い料金はあくまで一例なので、自分の環境にそのまま当てはまるかというとそうではない事がかなりあります。

まず住居による料金の違いですが、集合住宅の方が戸建よりも1,000円~2,500円ほど高くなっています。これは戸建が1回線使うのに対し、集合住宅はみんなで共有するからというのが理由になります。

次に、いわゆる3大キャリア(ソフトバンク、ドコモ、au)の携帯会社には光回線とのセット割引というのがあります。ドコモとソフトバンクはトータルの料金で考えると現状ではあまりすすめられるサービスではありません。auは使えるのであれば光回線とのセット割引(スマートバリュー)でかなりの割引が期待できるので、auユーザーは検討する価値があると思います。

携帯会社から選びたい方は、「携帯会社から選ぶ」という記事も参考にしてください。

契約期間の縛りについては先ほど解説した通り、短期での契約なら損をしてしまうことがあり、逆に長期で契約する予定であれば通常の契約より1,000円近く安くなる場合もあるのでこれも利用できる人は利用した方が安くなります。光回線業者や比較サイトは縛りありのプランの方が安く見えるのでこちらを大きく表示している場合が多いのでそれも頭に入れておいてください。

詳しくは「最安の光回線」についての記事で書いてあります。

どのくらいの期間使う予定なのか考えておくことも料金に関係あり

光回線を使うならどのくらいの期間使うのかということも光回線を選ぶのに料金の面で重要になります。光回線の料金は特に気にしないという人はここは読み飛ばしてもらってかまいません。

最近では光回線も携帯と同じくいわゆる「縛り」といって、『一定の期間契約してくれるのなら割引します。その代わり期間内で解約したら違約金を払ってもらいます。』という割引サービスを取り入れるところが増えています。

違約金はほぼ1万円前後という感じですが、高いところだと3万円というところもあるので注意が必要です。

2年以内で解約する可能性があるという人は縛りがある契約だと損をしてしまう可能性があるので、月額の少なさだけに気を取られずトータルで考える必要があります。「excite光」などの月額が安くいつ解約しても違約金が取られないサービスは、短期で解約する可能性がある人に向いています。

※縛りがあるサービスはほぼ2年縛りですが、それ以外の期間の場合もあるので契約前に必ず確認しましょう。また2年以上で契約する人も解約するタイミングがピッタリにならなければ違約金が取られてしまうので、契約を切る前の2年経過時に縛りのない通常の契約に戻さなければ損をすることもあります。携帯の縛り契約と同じイメージです。

これからずっと同じ光回線を使っていく予定の人は、期間を気にせずどの回線を選んでも大丈夫です。逆に、縛りのある契約で料金を安くできるというのがメリットになるので、料金プランを選ぶときの強みになります。

通信速度など快適な環境で光回線を使いたい

通信速度にこだわるのであれば、「auひかり(関西地方は「eoひかり)」や「NURO光」の通信環境は良いと評判です。実測でも早い速度が出ている様なので、NTTの回線では不安があるというひとはフレッツ光や光コラボではなくこの2つのサービスを検討してみても良いと思います。

auひかりは通信環境だけでなく、auユーザーであればスマートバリューを使って大幅な割引も期待できます。スマートバリューは携帯会社とのセット割引の中では最も有利になりやすいサービスなので、auユーザーなら使わない手はありません。

また、NURO光は関東などの一部の地域のみの提供というサービスですが下り最大2GBとフレッツ光の2倍の速度となっていて実際のユーザーからの口コミでも良いものが多いので、通信環境面では期待できるサービスになっています。

ただし、先ほども書きましたが通信速度というのは様々な要因に影響を受けて変わってくるので「100%確実に」良い通信環境が得られるサービスはないことを頭に置いておいてください。

プロバイダも選ぶ必要があります

光回線はあくまで光回線を使う契約なので、「フレッツ光」や「auひかり」を選んだ場合はインターネットへの接続業者であるプロバイダも選ぶ必要があります。

※「excite光」や「ドコモ光」などの光コラボと呼ばれるサービスではプロバイダを選択することはできません。

プロバイダ選びについては、「フレッツ光のプロバイダの選び方」と「auひかりのプロバイダの選び方」の記事で詳しく書いてありますが、光回線と同じで料金が各プロバイダごとに違い、通信速度はプロバイダによって左右されることがあります。プロバイダは、実際に使ってみるしか自分の環境でどのくらいの通信速度が出るのかということは分かりません。

光回線が原因で通信速度に影響することはあまりなく、プロバイダの環境が通信速度に影響することの方が断然に多いです。プロバイダは2年契約をすると安くなることが多いのですが、まずは縛りのない契約をしてそれで大丈夫なら継続、ダメなら乗り換えることにしておけばプロバイダ選びで失敗しても損することはありません。

まとめ

まずはインターネットをどうやって使うつもりなのか考えて、自分に合っているのは光回線なのか、それとも他の回線の方が良いのかということを考えてみてください。
家でインターネットをたくさんする人は光回線を選んで間違いありません。ほとんどの人が快適な通信環境が得られます。逆に家ではそれほど使わない人は、他の回線の方が良いことも。

自分に合った光回線を選ぶためには、携帯会社や比較サイトのキャンペーンや、表示されている安い価格の広告などに惑わされずに、自分で納得できる光回線サービスを選ぶことでできるだけ契約後のトラブルを避ける様にしましょう

通信速度については開通するまでは分からないので、過度な期待はせずに、ダメなら乗り換えるくらいの気持ちで申し込みましょう。

登場人物B

光回線は複雑になって普通の人にはとても分かりにくいから、キャンペーンや勧誘で申し込む人がほとんど。気軽に申し込んでトラブルにならない様に、キャンペーンのキャッシュバックや最安値だけに惑わされないで、選び方を知って自分に合った光回線サービスを選ぼう。