このページは光コラボレーションの「OCN光」のメリットデメリットやどんな人に向いているかなどをわかりやすくかんたんに解説しています。OCN光を検討している人が申し込む前に知っておきたいことがひと通りわかるようになっています。すき間時間に数分で読み終わるので、ぜひ読んでみてください(^_^)
フレッツ光とプロバイダのセットの「OCN 光 with フレッツ」とこの記事で紹介する光コラボレーションの「OCN光」は名前がほとんど同じで分かりにくいのですが、料金など細かいところが違っているので注意してください。このページでも違いについて解説しています。
OCN光ってこんなサービス
OCN光は光コラボレーションといってフレッツ光の回線をOCNが借りてOCNがサービスを提供している光回線サービスで、プロバイダサービスもOCNがセットになっていて料金もプロバイダがセットになった込み込みの額になっています。
もちろんただセットになっているだけではなく料金的なメリットもあります。
これとは別にNTTが光回線サービスを提供してOCNはプロバイダサービスのみを提供して料金もサービスも別々になっている「OCN 光 with フレッツ」というサービスがあります。
中身はほぼ同じで名前もそっくりでややこしい。。。(´・ω・)
また「OCN光」ではフレッツ光の様にプロバイダは選ぶことはできずOCNに固定されています。
この光回線とプロバイダが一体化していることでメリットがあるのですが、デメリットもあるのでこのページではメリットとデメリットと、どういう人に向いているか、向いていないかということをこれから解説していきます(^o^)/
メリット
フレッツ光と同じ光回線を使うので最高速度1Gbpsなどスペックの面ではNTTが提供するフレッツ光と同じですが、OCN光独自のメリットとしてあげられるのは、
1.「OCN 光 with フレッツ」より料金が安くなる
2.格安SIM「OCNモバイルONE」の割引がある
というがあります。
「OCN 光 with フレッツ」より料金が安くなる
OCN光では2年契約を自動で更新していく契約(いわゆる2年縛り)にすることで「OCN 光 with フレッツ」より料金を安くすることができます。
どのくらい料金が変わるのかまずは下の表を見てください。
戸建 | 集合住宅 | |
---|---|---|
OCN 光 with フレッツ | 6,100円 | 4,150円~4,900円 |
OCN光 通常料金 | 6,200円 | 4,700円 |
OCN光 2年縛り | 5,100円 | 3,600円 |
結論から言うと、「OCN 光 with フレッツ」と比較して戸建てだと1,000円、集合住宅だと550~1,300円安くなっています。OCNの縛り無しの契約と比較すると戸建・集合住宅ともに1,100円安くなります。
デメリットのところでも書きますがOCN光の通常料金の方がwithフレッツ光より高くなってるのちょっと意味不明すぎますよね。。。^^;
2年未満で解約する違約金1万1,000円を考えても、2年間で2万4,000円節約できるので11ヶ月以上OCN光を使う予定があるならこの割引を使う方が安くなります。なかなかの節約効果ですね。
ここにさらに次の格安SIMも使うと節約効果はさらに大きくなります。
格安SIMとのセット割引がある
OCN光と格安SIMの「OCNモバイルONE」をセットで使うとOCNモバイルONEの月額利用料金が200円割引になります。
200円というとそこまで大したことがない金額ですが、格安SIMの月額が1日110MB(月3.3GB)のコースで月1,600円が1,400円になるので、今いわゆる3大キャリアで月に5,000円払っている人が格安SIMに変更した場合は月3,500円は節約できることになります。
格安SIMは不安という人も「OCNモバイルONE」はNTTコミュニケーションズというNTTのグループ会社がドコモの回線を使っているので不安だけど節約したいという人が使うには最適な格安SIMサービスだと思います。
ちょっとOCN光の料金から離れてしまうのですがここまでやるとかなりの節約効果になります。
「OCN光」のデメリット
ここまでメリットを見てきましたがOCN光にするデメリットもありますので次はそこを見ていきましょう。
1.2年縛りを使わないと割高になることも
2.光回線なのに通信量の制限がある
3.フレッツからの転用だと戻すのが大変
2年縛りを使わないと割高になることも
すぐ上にあるメリットの2年縛りで割引されるところの解説でも少し触れましたが、OCN光は2年縛りのない通常料金だと戸建と16世帯以下の集合住宅では料金が「OCN 光 with フレッツ」より高くなってしまいます。。。(´・ω・)
あとにも書きますがフレッツ光から光コラボレーションにするとデメリットもあります。なのになぜセットのOCN光の方が高いのか。ここはほんとによく分かりません。
16世帯以上の集合住宅以外の人で2年縛りの割引を使わない人はむしろ損をしてしまうので気をつけましょう。
混雑時に通信量が多すぎると速度制限がかかることも
OCN光は混雑時に通信量が多いと速度制限をかけることがあると公式サイトに記載があります。
→インターネットを快適にご利用いただくための取り組み
どのくらいの通信量で速度制限がかかるのかまではっきりと明示されていませんが、混雑時に通信量が多いと速度を自動的に制御すると書かれていて、実は大手プロバイダはこういった制限をするという規約になっているところが多いんです。
あくまで口コミですが1日あたりの上り(アップロード)が上限を超えると制限がかかると言われています。ただ混雑時には同じ基地局のすべてのユーザーの速度が低下するので実際に制限がかかったかどうかを判定するのはほぼ不可能かと。
OCNはフレッツ光でもシェアが一番大きいプロバイダなので混雑時にどうしても通信速度が遅くなることがあるので、通信量での速度制限よりそちらの方が原因で遅くなっている人が多そうです。
フレッツからの転用だと戻すときにデメリットが
フレッツ光からOCN光の様なフレッツ光の光回線を使った「光コラボレーション」に変更することを「転用」と言います。
OCN光に限った話ではないんですが「ひかり電話」を使っている場合で「転用」をすると今使っている電話番号をそのままにしてOCN光に移れるというメリットがあります。
ただし一度転用したらフレッツ光に戻したいとか他の光コラボレーションへ移りたい場合にひかり電話のままだと電話番号を捨てて解約して乗り換え先には新規に加入することになります。
携帯があれば身近な人の連絡は問題ないかもしれませんが、自宅の電話番号が変わってしまうのは地味に面倒ですよね。電話番号をそのままにする「アナログ戻し」という方法もあるのですがNTTの加入権が必要になります。
詳しくは他のページでも説明をしていますが、転用は一度すると戻すときに面倒が多いのでじっくり考えてからした方が良いと思います。
OCN光はこんな人に向いている
1.「OCN 光 with フレッツ」で満足している人
2.OCNモバイルONEの格安SIMで節約したい人
3.信頼感を重視している人
こういった人はOCN光に向いていると思います。
「OCN 光 with フレッツ」で満足している人
現状のフレッツ光でプロバイダがOCNで使っている人で不満がなく乗り換えの予定がなければOCN光にしてもほとんどデメリットがなく、2年割を使えばむしろメリットが多いでしょう。
こういった方はOCN光に転用することを前向きに検討してみてください。
OCNモバイルONEの格安SIMで節約したい人
いわゆる3大キャリアと呼ばれる携帯会社を使っている人は、OCN光にして格安SIMのOCNモバイルONEとセットで使うことで大幅な節約効果が期待できます。月3GBくらいの平均的なプランでも月に3,000円近くは節約できるはずです。
正確には自分のプランと照らし合わせて検討することになるのですがこの節約効果はかなり大きいと思います。ちなみにOCNモバイルONEは同じNTTグループのドコモの回線を使っているので信頼性も問題ありません。
信頼感を重視している人
節約もしたいけど信頼できないところは嫌だという人も多いと思います。
その点ではOCN光は運営がNTTコミュニケーションズというNTTグループで、OCN自体もフレッツ光のプロバイダとしてシェアがナンバーワンという実績もあるサービスなので信頼感は抜群に高く、そういった信頼感を重視する人にもOCN光は向いています。
OCN光はこんな人に向いていない
1.通信速度を重視している人
2.通信量が多い人
通信速度を重視している人
OCN光やOCN 光 with フレッツの測定結果を見るとわかるのですが、特に夜の混雑時間帯で通信速度がかなり下がっている地域があります。
OCNはシェアが大きなサービスなので混雑時に遅くなるというのは以前からの課題の様ですがまだ対応ができていないエリアもある様です。それ以外の時間帯で速度の低下は見られなかったのですが、夜の混雑時も快適にネットを使いたいという人には地域によってはちょっと厳しいかもしれません。
ただもし開通後に通信速度が気になるのであれば月500円ほどのプラスで2018年6月にスタートしたばかりの「OCN 光 v6アルファ パッケージ」というIPv4 Over IPv6方式のオプションで解決できる様になりました。「OCN 光 v6アルファ パッケージ」についてはすぐ後で紹介しています。
通信量が多い人
デメリットのところでも出てきたのですがOCN光は通信量が多い人に通信速度の制限をかけるとはっきり明示しています。なので通信量が多い人で通信速度制限が嫌だという人にはOCN光はあまり向いていません。特に上り(アップロード)が多い人は気を付けてください。
OCN光の通信環境について
NTTのフレッツ光の回線を使っているので回線の品質は間違いありません。
ただ何度か出てきていますが、OCNはシェアが大きい分ユーザーもとても多く混雑しやすいサービスです。地域によっては非常に遅く感じる時間帯があるというのが測定結果からわかるので、基本契約の通信速度に関しては期待し過ぎはしないようにしましょう。
光電話やひかりTVについて
「OCNひかり電話」という光電話も「ひかりTV」も使うことができます。
光電話にについては固定電話へ日本全国3分8円、携帯電話へは60秒16円、海外へは60秒9円と通常の固定電話よりかなり安くなっているので電話を多くかける人は利用するとかなりお得になります。
開通までの期間
申し込みから開通まで最短一週間で開通できます。
「OCN 光 v6アルファ パッケージ」の登場で通信速度が遅いという時代は過去に?
2018年6月27日に「OCN 光 v6アルファ パッケージ」というOCN光をより『高速』『安全』『安心』にできる追加オプションがスタートしました。
これは月500円のプラスでOCN光の弱点を大幅にカバーできるオプションで、通信環境が遅かったり心配な人にはかなり嬉しいオプションになっています。
『高速』 - IPv4 over IPv6方式の採用
通信速度を気にしていたOCN光ユーザー待望の「IPv4 over IPv6」が採用されました。今まではちょっと不便になる「IPv6」方式のみだったのですが、「IPv4 over IPv6」方式が採用されたことで今までと同じようにインターネットが使えるのに高速な通信環境にすることができます。
これでOCN光の一番気になる通信速度の問題はかなり解決されそうです。専用Wi-Fiルーターの貸し出しが無料なのもポイントが高いです。
『安全』
不正な通信をブロックして詐欺サイトや改ざんサイトなどあやしいサイトへのアクセスをブロックし、子供がいる人は有害サイトのブロックやネットの利用時間を制限することもできます。
『安心』
面倒なPCの設定を初回の1回のみ無料で訪問サポートします。また難しい設定などの遠隔サポートもあるのでネットに詳しくなくてもこのパッケージを申し込めば不安はありません。
まとめ
OCN光はNTTコミュニケーションズが運営しているということで聞きなれない光コラボレーションの中でも安心して申し込めると思います。
特にフレッツ光のプロバイダでずっとOCNを使っている人ならOCN光の2年契約の割引を利用した方が断然に料金が安くなります。
唯一当サイトで気にしていた通信速度も新しい「OCN 光 v6アルファ パッケージ」で解消できそうなので、通信環境にこだわりがある人にもおススメできそうです。
OCN光ってフレッツ光より料金が安くできるのか。ついでにスマホもOCNの格安SIMに変えたら月5,000円くらい節約できるかも。。。通信速度も「IPv4 over IPv6」ならかなり期待できそうだし。OCN光あなどれない...!