プロバイダが原因で光回線が遅い場合の改善方法のアイキャッチ

「光回線が遅い!」と感じたとき、遅くなっている原因としてプロバイダが原因になっているというケースはかなりあります。

このページでは、プロバイダが原因で遅くなっているのかどうかを確かめる方法だけでなく、プロバイダが原因だったときに改善する方法もわかりやすく説明してあるので、このページを読んでもらえればイライラするインターネットの速度が改善が期待できます。

通信速度が速くなるとPing(応答速度)の数字も改善されることが多いので、Pingの速度で悩んでいる人もこのページを読んで改善に挑戦してみてください!

せっかくの楽しいインターネットなのにプロバイダの遅さでストレスをためるのはもったいない!ぜひここにある方法を試してみてイライラする毎日から解放されましょう!(^O^)/

プロバイダが原因なのかどうかをか確かめる方法

まず、光回線が遅い原因がプロバイダなのかどうか確かめることからはじめましょう。

光回線が遅くなる理由はプロバイダ以外にも、

「パソコンなどの端末の故障やセキュリティ関連」
「ルーターなどの接続機器の故障や設定」
「光回線の混雑や故障」

ということも原因として考えられます。

原因がプロバイダ以外のところにあった場合はプロバイダのトラブルを解決しても通信速度は改善しないので、まずは原因が本当にプロバイダにあるのか確かめることが重要です。

原因を確かめる方法は「光回線が遅い原因と改善方法」の記事に詳しく書いているので、プロバイダが原因なのかそれとも違う所に原因があるのか確認してみましょう。

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プロバイダに問い合わせてみよう

光回線が遅い原因を確認してみて「やっぱりプロバイダが原因の可能性が高そうだなぁ」となったら、まずはプロバイダに問い合わせをしてみましょう。

プロバイダへの問い合わせは、各プロバイダにサポート窓口があるはずなのでそこに連絡します。電話番号などの問い合わせ先は各プロバイダの公式サイトや郵送物などに記載があるはずです。

サポートに電話がつながったら、

光回線が遅いので、通信機器の確認や光回線業者に問い合わせなどしてみたけど問題はなさそう。通信が遅い原因はプロバイダの可能性も考えられるので、プロバイダ側で遅くなっているところがないか確認して欲しい

ということを伝えましょう。

プロバイダの設備は各都道府県ごとに設置されているので、もし遅くなっていれば同じ地域の人から他にも問い合わせが来ていたりする可能性が高く、遅くなっていることは把握しているはずです。

ただ、この時点ではまだ原因がプロバイダと確定している訳ではないのであくまで穏便にいきましょう。いきなり怒ったりしてはいけません。

もし、「遅くなっているのはプロバイダのせいではない」と返答してきた場合は、プロバイダで計測してどのくらいの数字が出ているのか具体的な回答を求めても良いと思います。

あまり疑いたくありませんが、すぐに「プロバイダのせいではない」という返答をする様であれば、しっかりと調べて返答していないということも考えられます。

もしここでプロバイダが遅くなっていることを認めたり、あまり信頼できない返答だったときは、改善する予定があるのか聞いてみましょう。確定的な改善の予定がなかったり返答を濁す様であればそのプロバイダはすぐに改善される見込みがない可能性が高いです。

プロバイダが遅い原因になっている場合にできること

プロバイダがネット回線が遅くなる原因になっている場合にできることは、

「プロバイダが改善するのを待つ」
「IPv6オプションを使う」
「プロバイダを乗り換えるか光コラボへ乗り換える」
「光回線を乗り換える」

という手があります。

プロバイダが改善するのを待つ

プロバイダの速度が遅くなる原因の多くは「プロバイダの混雑」で、これを解消するためにはプロバイダ側で基地局の設備を増設することが必要です。これはかなりの手間のかかる作業なので、プロバイダに改善を求めてもなかなかすぐに改善されるということはありません

いつになるのかどころか改善されるかわからないプロバイダの混雑を解消を意地でも待つ!という方はムリに止めませんが、「今すぐにでも通信速度を速くしたい」という人が自力でできることはこの後に紹介する「IPv6オプション」を使うか、プロバイダや光回線を乗り換えてしまうことで、改善を待つよりも圧倒的に早く解決できる可能性が高くなります。

すぐに回線速度を改善したいという人はIPv6関連のオプションを追加するか、少々手間がかかりますがプロバイダや回線の乗り換えを考えましょう。

「IPv6(IPoE)オプション」を使う

「IPv6オプション」を使うというのは、多くの人が使っていて混んでいる「IPv4」という以前からの方式ではなく、空いている「IPv6」という新しい方式を使うことで混雑を避けて通信速度を改善するという方法です。

IPv6を使うと数Mbpsしかない回線が100Mbps近く出たという例がたくさんあるほど大幅に通信速度が改善する可能性が高いということで注目されていて、実際に使った人の声を見てもらえれば評判の良さが納得できます。

IPv6の弱点を補う「IPv4 over IPv6」も

上で説明したIPv6は速いのですが使えないサービスがあるという弱点があって、その弱点を補う「IPv4 over IPv6」というオプションが一部のプロバイダや光コラボで出てきました。

このオプションはプロバイダや光コラボごとに呼び方が違い「v6プラス」とか「DS-Lite」などの名前がついています。最近は雑誌などで特集されたりもしているので、IPv4 over IPv6は知らなくてもこっちなら聞いたことがある人もいるかもしれません。

IPv6は速いけどさすがに観られないページや使えないサービスがあるのは不便すぎるということで、「IPv6でできないところは今まで通りIPv4を使う」という技術を使っているオプションでIPv6のデメリットをかなり回避できます。

ただIPv4 over IPv6は通信速度改善に大きく期待できるオプションなのですが、まだ対応しているところが少ないのが弱点です。

とはいえ、フレッツの光回線以外が使えない地域や住居の人にとってはこのオプションを使うことが通信速度を改善できる可能性が一番高い方法になります。

詳しくは「IPv4 over IPv6対応のプロバイダ」のページで対応しているサービスを掲載しているのでそちらで確認してみてください。

IPv6関連のオプションの注意

IPv6関連のオプションを使う方法はプロバイダや光回線を変更する前にできるので試す価値がある解決方法ですが、今後このオプションを使う人が増えるとまた遅くなる可能性がないとはいえません。

また、すべてのプロバイダでこのオプションが使える訳ではないこと、対応するPCなどの機器が必要なこと、閲覧できないサイトがあること、機能が制限されるなどデメリットもあります。

もちろんダメだったらオプションを解除することで元に戻せるのでそこまでの心配はいりませんが、ある程度自分でパソコンやルーターの設定をいじれる人向けの解決方法といえます。

なので、ネット接続に詳しくない人や機器の接続に自信がない人、今後しばらくは回線速度に悩まされたくない人はできればあとで紹介する「光回線を乗り換える」方法が最終的には手間が一番少ない方法になると当サイトでは考えています。

プロバイダを乗り換える

今使っているプロバイダでIPv6関連のオプションが使えない場合や、回線速度は早くしたいけど回線自体は変えたくないということであれば、プロバイダの乗り換えか光コラボへの乗り換えが一番の選択肢になってきます。

プロバイダ、光コラボの乗り換えのポイント

通信速度が遅いという理由で乗り換えを考えるのですから、次のプロバイダや光コラボは通信環境が良いところ考えると思います。

ココにしたら絶対に速いからおすすめ!ということができれば良いのですが、住んでいる地域や住居の状況でも通信環境が違うのでプロバイダは絶対にここが良いとは紹介できません。

そこで「必ず早くなる」ということはできないのですが、通信環境が期待できるプロバイダを選ぶためのポイントがあるのでそちらを紹介します。

そのポイントは、

1.良い環境を継続して維持できている実績がある
2.一般的にそこまで知られていない
3.月額料金が安すぎない
4.ユーザーの評価が高い

この4点に当てはまるところは比較的に通信環境が良い可能性が高くなっています。

まず、1つ目の「良い環境を継続して維持できている実績がある」については、それだけの実績と維持できる技術力やサービスへの意識の高さがあれば今後も悪くなることは考えにくいという考えです。

2つ目の「一般的にそこまで知られていない」というのはユーザーが突然増えて混雑する可能性が低いという考えです。プロバイダが遅くなる理由は「混雑」なので目立ちすぎないということもポイントにしています。

3つ目の「月額料金が安すぎない」というのは、やはりそれなりの品質を維持するのにはそれなりのコストがかかるということと、ユーザーが増えすぎないということとにも繋がります。

4つ目の「ユーザーの評価が高い」というところですが、「Radish みんなの測定結果」というサイトがあるので、住んでいる都道府県とプロバイダで検索してみて、周辺の通信速度などを確認してトラブルなどがないか確認できます。プロバイダは都道府県ごとに速さが違うので実際の評価を確認しておくことが大事です。

あとは同じ都道府県内の知り合いや家族などに聞いてみるというのも良いと思います。快適に使えているのであれば、その地域のプロバイダの通信環境は悪くない可能性が高いです。

最後にプロバイダの乗り換えで注意して欲しいのは、結局は実際に使ってみないと通信速度が速くなるのか分からないし、むしろ遅くなるという可能性もあるということです

乗り換え先が遅くてまた乗り換えなんて面倒で嫌!という人は「IPv4 over IPv6対応のプロバイダ」のページで紹介しているプロバイダや光コラボから選んでもらえれば、もし乗り換え先が遅くてもオプションで通信速度を速くできるので安心です。

光回線自体を乗り換える

通信速度が遅いからって光回線を乗り換えるなんて大げさと思う人も多いと思いますが、光回線自体を乗り換えするのはちょっと面倒な分メリットが大きいです。

光回線を乗り換えるメリットとしては、「通信速度の改善」はもちろんですが、「今後しばらくは通信速度が悪化する可能性が低い」「むずかしいことはしないで今まで通り使える」というメリットがあります。

さらにお金の面でも「携帯電話とのセット割引で大幅に節約できる」「大幅なキャッシュバックがある」というメリットがついてくるので、検討しないのはむしろズバリもったいないと言えます。

通信速度に関しては、ユーザーがどんどん増えている関係もあって、フレッツ光の回線やプロバイダが混雑して遅いという評判をかなり目にする様になってきました。

混雑している地域では時間帯によっては、1Mbpsを切ってしまうほど遅い通信速度になっている人もいます。こうなると光回線どころかモバイル回線よりもはるかに遅いという厳しい状況でイライラしていると思います。

同じフレッツ光の回線を使っていてプロバイダだけ乗り換えても改善しない場合やむしろ遅くなることも考えられるのと、携帯電話とのセット割引や高額キャッシュバックもあって光回線自体を乗り換える人はどんどん増えてきています。

フレッツ光以外は考えたこともないという人やよく分からないという人も多いと思いますが、実際にほかの光回線はどうなっているのかを知るのに「RBB SPEED TEST」というサービスが参考になります。

「RBB SPEED TEST」では全国のインターネット回線やプロバイダの通信速度をユーザーが実際に計測したデータにもとづいて毎年表彰をしています。この「RBB」は通信業者からは独立しているサービスなので信頼感も高いです。

この表彰は「各地方ごと」に発表されているのと「契約プラン名まで発表される」ので回線を選ぶのにとても参考になります。契約プランが違うと通信速度も違うことがあるので、どのプランでの結果かというのは知っておきたいところです。

最新2017年のRBB SPEED AWARDで最優秀賞を獲得した地方が最も多いのは「auひかり」。また関東の「NURO光」、近畿の「eoひかり」、東海の「コミュファ光」、四国の「ピカラ光ネット」という地方限定の光回線が最優秀賞を取っています。

各地方の最優秀賞は以下の様になっています。
北海道 auひかり ホーム 下り133.93Mbps
東北 auひかり ホーム 下り185.05Mbps
関東 NURO 光 下り451.59Mbps
北・甲信越 auひかり ホーム 下り187.35Mbps
東海 コミュファ光 1ギガホーム 下り243.75Mbps
近畿 eo光 ホームタイプ1Gコース 下り267.50Mbps
中国 メガ・エッグ 光ネット ギガ王 下り337.30Mbps
四国 ピカラ光ネット 下り120.57Mbps
九州 auひかり ホーム 下り209.64Mbps
沖縄 フレッツ 光ネクスト ファミリー・スーパーハイスピードタイプ隼 下り65.16Mbps

この結果を見ると、全国では「auひかり」が3つの地方で最も速くなっていて、通信速度で信頼感があることが分かります。

また関東では「NURO光」が全国で見ても圧倒的な速さの「451.59Mbps」となっています。NURO光は関東の一部限定のサービスだったのですが、2018年から東海と関西にエリアを拡大したので関東以外の人も使えるようになっていて2018年の結果どうなるか気になります。

逆にフレッツ光は最優秀賞を取っているのは沖縄だけという結果に。IPv6関連のオプションをつければまた違う結果になるかもしれませんが、いかにフレッツ光以外の光回線が快適なのかが分かります。光回線が遅くてイライラしている人は、同じ様な料金を払っているのに...と、ちょっとモヤモヤしますよね。遅くてストレスを感じている人は光回線の乗り換えも考えてみましょう。

auひかり
auひかり

RBBスピードテストで最優秀賞を4つ受賞!
「auひかり」はau携帯とのスマートバリュー割引で光回線の料金から最大2年間、月々最大2,000円もの割引が。ソネット経由で申し込みすればさらに4万5,000円キャッシュバックなどの特典も。
→auひかりをくわしく見てみる

NURO光
nuro光

RBBスピードテストでも圧倒的スピードを証明!
「NURO光」は関東・関西・東海限定の回線ですが、通信環境が抜群に良く他の地方で最優秀賞の回線とくらべて2倍近くの通信速度が出ています。キャッシュバックの額も「30,000円」か「プレイステーション4と5,000円分のストアチケット」から選べ、ウィルスソフトも無料。ソフトバンク携帯とのおうち割も適用あり。
→NURO光をくわしく見てみる

モバイル回線に乗り換えるという手も

光回線があまりに遅いという人でヘビーユーザーでなければ、固定回線はやめてモバイル回線へ乗り換えてしまうという方法もあります。

さすがに家族がみんなWi-Fiなどを使ってインターネットをする家庭ではおすすめできないのですが、一人暮らしか夫婦しかいない家でインターネットを使うのは決まったパソコン1台とスマホ1~2台くらいという使い方であればモバイル回線という選択肢もありだと思います。

特にWiMAX2+は、エリア内であれば遅い光回線より速い通信速度で使える可能性もあります。月額4,000円台はフレッツ光のマンションタイプより割高ですが、auスマホとの割引あり、引っ越しの際の工事なし、外出先でも使えるというメリットもあります。

またスマホの通信量が多い人ならWiMAX経由でネットを使うことでスマホの通信量を抑えることができます。PCでネットはそこまでしないけどスマホの通信量が多い人には乗り換えのメリットはあると思います。

まとめ

光回線のプロバイダが遅い場合の解決方法としては、遅い原因がプロバイダにあることが確認できたらプロバイダか光回線自体を乗り換えるか、対応しているのであればIPv6オプションを使うということが解決方法になります。

プロバイダの対応を待つという手もありますが、プロバイダ次第なのでそもそも改善されるもわかりません。

ただしフレッツ光のプロバイダや光コラボは乗り換えをしても確実に速くなる保証はできないので、この記事で解説したポイントを押さえたサービスを選んで、もし乗り換えても遅いならまた乗り換えるくらいの気持ちが必要。確実に改善したいなら光回線自体の乗り換えの検討を。

登場人物B

光回線なのにプロバイダのせいで遅いなんてイライラするし、せっかくの高い料金がもったいない。プロバイダや光回線の乗り換えはちょっと面倒だけど、そのままだと改善する可能性が低いならやってみたいな。お金とかPS4もくれるみたいだし(笑)。

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