「IPv4 over IPv6」対応の光コラボレーションの選び方

特に大きなデメリットがなく光回線を高速化できる「IPv4 over IPv6」。通信環境がめちゃくちゃ快適になったという口コミや評判が多く、節約にもなる光コラボレーションから「IPv4 over IPv6」が使えるところを検討している人も多いかと思います。

と　こ　ろ　が、

ひとことに「IPv4 over IPv6」対応と言っても実は各社サービス内容やかかる費用などが全然違うんです...|・`ω・)

このページではIPv4 over IPv6対応の光コラボとそれぞれのサービスの違いなどをわかりやすく解説してあるので、一通り読んでもらえれば自分の環境に合った光コラボを選べるようになっています。

どこの光コラボが対応しているのか調べて、各社のサイトを回っていろいろと調べるのは何日もかかってしまうことも。時間と手間を節約して自分に合ったIPv4 over IPv6が使える光コラボを選びたいという人は参考にしてみてください。

IPv4 over IPv6対応の光コラボとかかるコストの一覧

まずはどの光コラボでIPv4 over IPv6を使えるのか、オプション料金、対応ルーター、光コラボの月額でコストがいくらかかるのか一覧で確認してみましょう。

ちなみに中小のところをとり上げるとキリがないのと今後のサービス継続がどうなるかわからないので大手で実績のある光コラボを当サイトで選んで掲載しています(｀・ω・´)ゞ

	オプション 料金	対応ルーター	光コラボ月額
ドコモ光	無料	購入 約1万円	集合住宅:4,000円～ 戸建:5,200円～
ソフトバンク光	無料	光電話料金に レンタル込み	集合住宅:3,800円 戸建:5,200円
OCN光	500円/月	レンタル込み	集合住宅:4,700円 (2年縛り:3,600円) 戸建:6,200円 (2年縛り:5,100円)
ぷらら光	無料	購入 約1万円	集合住宅:3,600円 戸建:4,800円
IIJmioひかり	800円/月	購入 約5,000円	集合住宅:3,960円 戸建:4,960円
So-net光	無料	レンタル 400円/月	集合住宅:4,100円 戸建:5,200円
ビッグローブ光	無料	レンタル 500円/月 購入 約5,000円	集合住宅:3,980円 戸建:4,980円
DMM光	無料	レンタル 200円～/月 購入 約5,000円	集合住宅:3,780円 戸建:4,820円
＠nifty光	無料	レンタル 250円～/月 購入 約5,000円	集合住宅:3,980円 戸建:5,200円
excite MEC光	無料	レンタル 100円/月	集合住宅:3,500円 戸建:4,500円

この一覧表を見てわかるのは、

「ほとんどの光コラボでIPv4 over IPv6オプションは無料で提供されている」
「ルーターの対応が各社違う」
「光コラボレーションの月額料金は各社結構違うこと」

ということです。

同じオプションを使える光コラボレーションでも内容はかなり違うものなんですね( ..)φ

ではそれぞれの違いを項目ごとに見ていきましょう。

IPv4 over IPv6オプションの料金

IPv4 over IPv6オプション自体は「無料」になっている光コラボがほとんどです。

一覧表にあるところで費用がかかるのは「OCN光」と「IIJmioひかり」だけ。

OCN光は月500円かかるのですが、この料金はIPv4 over IPv6オプションだけでなく対応のWi-Fiルーターのレンタル料、セキュリティ、サポートまで含まれている料金なので他社と比べてそこまで余計な費用がかかっている訳ではありません。

逆にIIJmioひかりは、IPv4 over IPv6オプションだけの料金でしかも月800円はかなり強気の設定だと感じますね。。。

結論としては、IPv4 over IPv6オプションの料金で見るとIIJmioひかりを除いた各光コラボの間でそこまで大きな差はないと言えそうです。

対応ルーターはレンタル？購入？

各社かなり対応が違うのが、IPv4 over IPv6オプションを使う時に必要になる対応ルーターの取り扱い方です。

光コラボに限らないのですがIPv4 over IPv6オプションには必ず対応ルーターが必要です。なので対応ルーターをレンタルするか買うかすることになりますが、レンタルしかできないところ、買うしかできないところ、両方できるところと分かれています。
※光電話を使っている場合はその端末で対応できることもあります

レンタルのみは「ソフトバンク光」「OCN光」「So-net光」「excite MEC光」
購入のみは「ドコモ光」「ぷらら光」「IIJmioひかり」
レンタルも購入もできるのは「ビッグローブ光」「DMM光」「@nifty光」

レンタルのメリットとしては購入するより安く始めることができることです。デメリットはしばらくすると購入した方が安くなること。

購入のメリットとしてはある程度の期間使っているとレンタルより安くなるということです。デメリットとしては始めるときにそこそこの出費があることです。

長く使う予定があるなら購入できる方がトータルで安くなりますし、とりあえず試しに使ってみたいというならレンタルの方がハードルが低くなります。

どちらにせよものすごく損をするということはありませんが、ある程度の期間使う予定がないのであればレンタルを選んだ方が安く済むこともあります。

基本料金や携帯との割引は重要なポイントに

ぶっちゃけるとIPv4 over IPv6オプションが使える光コラボの各社はどこを選んでもそこまで大きなサービスの差がある訳ではありません。

特に当サイトで取り上げているのは有名な大手の光コラボなのでどこもサービスは充実しています。

そこでやはり気になるのはお金の事だと思います。

いくらオプションの料金やルーターのレンタル料金で比較しても基本料金が高ければ意味がないですし、さらにいうと携帯電話との割引が使えるなら光コラボの料金は同じでも携帯料金がガッツリと割引されることもあります。

なのでIPv4 over IPv6オプションが使える光コラボを料金で選ぶにはトータルでどのくらいになるのかというところまで計算する必要があります。

一番安くなるのは携帯電話との割引ができるところ

MVNO（いわゆる格安SIM）の人は読み飛ばしてもらって良いのですが、IPv4 over IPv6オプションが使える光コラボで一番安くなるのはいわゆる3大キャリアの携帯電話との割引ができるところです。

かなり大幅な割引が適用されるので光コラボでもドコモ光とソフトバンク光がかなりの人気になっていて、最近ではビッグローブがKDDIグループに入りビッグローブ光にau携帯とのセット割引が適用される様になっています。

特に家族がいる人、大容量のパケットの契約をしている人は節約効果が大きく年間10万円以上お得になるケースも。そうなると光回線は実質無料でむしろ携帯代まで大幅に節約できることになります。

3大キャリアの携帯電話とのセット割引が使える光コラボは全てIPv4 over IPv6オプションが使えるようになっているので、ぜひ検討してみることをおすすめします。

携帯電話と光コラボのセット割引

対象	セット割引名	割引額	注意
ドコモ光	ドコモ光セット割	100円～3,500円/月	代表1回線のみ対象 1年間
ソフトバンク光	おうち割光セット	500円～1,000円/月	家族内全回線対象 永年
ビッグローブ光	auスマートバリュー	500円～2,000円/月	家族内全回線対象 2年目以降もあり

ドコモ光に関しては割引が1回線のみで家族で高額のパケット契約をしていないとあまり大きな割引はされないというのと、割引の期間も1年なので大幅割引を受けられない人はドコモ光にこだわる必要があまりないかなぁという感じなので、じっくりと考えてみましょう。

ソフトバンク光とビッグローブ光（auの割引対象）に関しては一人だとそこそこですが、家族の回線まで入れるとかなりの割引額になるのでIPv4 over IPv6オプションのある光コラボでこの2社の携帯やスマホを使っている人は必ず検討すべきかと。

セット割引に関しては携帯のプランごとにも違うのでもっと詳しく知りたいという人は当サイトの各サービスごとの解説記事や公式サイトを確認してみてください。

携帯とのセット割引を使わない人

MVNOを使っていてそもそも携帯とのセット割引が使えない人や、携帯とのセット割引は使わないという人は基本料金とIPv4 over IPv6にかかるトータルのコストを考えるのが光コラボを選ぶポイントになると思います。

トータルのコストとなると当サイトでとりあげた光コラボの中で「excite MEC光」が基本料金が安いですね。

excite MEC光は基本料金だけでなくルーターのレンタル代も100円なのでトータルのコストで見ても一番安いです。ただひとつデメリットがあって、IPv4 over IPv6専用の光コラボなのでIPv4 over IPv6が気に入らなかった場合に通常のIPv4の通信方式のみにすることができません。

「excite MEC光」では不安という人には、「ソフトバンク光」もかなり安いです。

光電話を使うのであれば加入必須の500円のオプションで光電話、ルーター、Wi-Fiスポットで外出先でWi-Fi接続ができます。NTTのひかり電話の基本料金が500円なので、ルーターのレンタル料金は無料みたいなものなので、トータルのコストで他のIPv4 over IPv6が使える光コラボの中でも安く利用できます。

ソフトバンク光の気になる点としてはサポート面でやや評判が良くないというのが気になる人には気になるかもしれません。

料金とサービスというのはそれなりに関係があるものなので、料金の安い分は少々のデメリットがあります。ただIPv4 over IPv6を使った速度の評判は両方とも良好です。

サービスの質を求める人

いくら回線速度が速くなってもサービスの質が低いのはちょっと...という方も多くいるのも確かです。

IPv4 over IPv6が使える光コラボでこのオプションを使っている場合ネット環境やサービス自体に不満がある人はほとんど見かけないのですが、サポートなどの質があまり良くないという声はよく目にします。

光コラボ全般に言えることなのですが、サポートの質がものすごく良いというところが残念ながらほぼ見当たりません。

あえて良いところはどこかというと「OCN光」はNTTグループなので「それなりに良い」「悪くはない」という評判を目にするので、サポートや信頼性を重視したいのであれば検討してみる価値はあるかと。

あとは速度が速くてサポートの質が良いとなると、光コラボから視野を広げて「auひかり」や「NURO光」は光コラボにくらべると良い評判が多いので、IPv4 over IPv6が使える光コラボにそこまでこだわらないのであれば選択肢の一つとして加えても良いと思います。