「ビッグローブ光」をかんたん解説

au携帯とのセット割引や光回線が速くなるIPv4 over IPv6のオプションが使えるようになって注目されている光コラボレーションの「ビッグローブ光」。

このページは「ビッグローブ光」はどんな光回線サービスなのか、メリットデメリット、どんな人に向いているかなどをわかりやすくかんたんに解説しています。

ネットに詳しくなくてもビッグローブ光に申し込みをする前に知っておきたいことが5分程度でひと通りわかるようになっているのでサラッと読んでもらえます(^o^)

「ビッグローブ光」はこんな光回線サービス

ビッグローブ光は、フレッツ光のプロバイダとして有名なビッグローブが提供する光回線サービス。光回線はフレッツ光から借りています。

大きな特徴として「auスマホや携帯との割引で最大月1,500円安くなる」というのがあります。

ビッグローブ光に適用される「スマートバリュー」は携帯電話とのセット割引でもかなり強力な割引です。ビッグローブ光が始めるまでフレッツ光とのセットでauのスマホや携帯の料金が割引されることはなかったのでauユーザーでフレッツ光を使っている人は必ずチェックしておきましょう。

auユーザー以外の人でも料金が安くなったり、通常の光回線より速い快適な環境でネットが使えるオプションなどのメリットやデメリットもあるのでそこも説明しつつ、どういう人に向いていて、どういう人には向いていないかというところも解説していきます。

「ビッグローブ光」のメリット

ビッグローブ光のメリットとして、フレッツ光と同じ回線を使うので下り最高1Gbpsという最高レベルの通信環境が使えることや光電話で安く固定電話が使えることなどがありますが、それはフレッツ光や他の光コラボレーションも同じなので、ここではビッグローブ光で注目したいメリットを見ていきましょう。

という5つの注目したいメリットがあります。ここからはそれぞれのメリットについて説明していきます。

1.auの携帯・スマホとの割引がある

NTTの回線を使いたいけどauだとセット割引がないのが残念だなと思っている人は結構いると思うんですが、ビッグローブがKDDIグループになったことでビッグローブ光でau携帯・スマホでセット割引の「スマートバリュー」が使えるようになっています。

スマートバリューは2年間最大2,000円/月、その後もずっと最大1,000円/月も割引があり、しかも家族契約をしているそれぞれの回線に適用されるので本当に大きな割引になります。

しかもauのスマートバリューはほかの携帯会社の光回線とのセット割引と違って条件がないので使わない手はないというくらいお得なんです。

auユーザーでフレッツ光やほかの光コラボを検討している人は、正直この割引だけでもビッグローブ光にしない手はないというくらいです。もうここまで読んだだけで申し込んでも良いくらい(ΦωΦ)。。。あ、でも最後まで読んでください（笑）。

あとスマートバリューは勝手に適用はされないので自分で申し込みする必要がありますのでご注意を。。。
≫スマートバリュー申し込みページ

2.フレッツ光+ビッグローブより基本料金が安くなる

ビッグローブ光は「フレッツ光 ネクスト ギガ」のコースとプロバイダのビッグローブがセットになったものでかなり請求が同じになるだけでなく料金もかなり安くなります。

例えば戸建の場合、フレッツ光で同じ内容で契約すると合計5,900円になるところが4,980円へとかなり基本料金が安くなります。ただし16戸以上の集合住宅の場合は微妙に高くなる可能性もあるのでここはチェックしましょう。

au携帯やスマホとの割引だけでなく、現在フレッツ光でプロバイダでビッグローブを使っているという人でも多くの人ががかなりの節約になります。特にこれからもビッグローブを使い続ける予定がある人はビッグローブ光に乗り換え（転用）することを検討した方が良いと思います。

	戸建	集合住宅
フレッツ光 2年縛り料金	5,900円	3,950円～4,550円
ビッグローブ光 3年縛り料金	4,980円	3,980円
ビッグローブ光 + auセット割引	実質2,980円～	実質1,980円～

フレッツ光は集合住宅の契約数で料金が変わってしまうのですが、基本的に16契約以上あるマンション以外ならビッグローブ光の方が基本料金は安くなります。

ただ16契約以上でも30円しか上がらないので、au携帯・スマホとのスマートバリューが使える人はビッグローブ光の方が安くなります。

auとのセット割引はプランごとに変わってくるので自分のプランでどのくらい安くなるのかは公式サイトで確認しましょう。

3.新規だけでなく転用にも高額キャッシュバックがある

ビッグローブ光は3年プランに新規で加入する場合に、

というキャンペーンを行っています。

実質合計で最大約6万円ほどになるかなり高額のキャンペーンになっています。

光コラボでは「新規」の人へのキャンペーンが手厚くなっていてフレッツ光から「転用」の人はあまり魅力的なキャンペーンはやっていないというところが多いんですが、9/2までの期間限定でビッグローブ光の3年プランは転用の人も高額のキャッシュバックの対象となっています。

転用の人が対象になるキャンペーンは最大で約4万円もお得になるキャンペーンなので、実質8ヶ月くらいは無料で光回線を使える感じでしょうか。

これだけでもフレッツ光から転用する価値はかなりあると言えます(´ー｀)

4.工事費無料が引っ越し先にも適用

工事費が無料なのは新しく回線を引く場合だけでなく、引っ越し先での工事費も何度引っ越ししても無料というこれも珍しいメリットがあります。

フレッツ光やほかの光コラボで代表的なドコモ光でも引っ越しは戸建で9,000円、マンションでも7,500円がかかるので、転勤族の人はもちろんこれから引っ越しの予定があって転用したり光回線を引くのを迷っている人にはかなり大きなメリットではないでしょうか。

むしろ引越しの予定がある人は早めにフレッツ光から転用しておくとフレッツに払うはずの工事費が無料になりますね。。。(゜o゜)

5.IPv4 over IPv6という高速オプションが使える

このオプションが使える光コラボは徐々に増えてきているのでビッグローブ光だけのメリットという訳ではありませんが、「IPv4 over IPv6」という光回線を高速化するオプションが使えます。

いやいや光回線って高速じゃないの？と思う人もいると思いますが、フレッツ光はプロバイダによって光コラボは地域の状況によっては混雑してしまって昔の回線くらいの速度しか出ないという状況になっているところも。

特に人気があるところほど混雑しやすいので、ビッグローブ光も今での通信方式（IPv4）だと遅いという評判がネットではよく目にします。そこで出てきたのがIPv6でこの通信方式だとかなり快適に光回線が使えると評判になっています。それをさらに使えるようにしたのが「IPv4 over IPv6」という通信方式で実際に使っている人からもかなり満足していると評判です。

ビッグローブ光は「遅い」という評判もそれなりにあるのですが、原因は地域ごとの混雑でこのオプションを使えば解消できます。

このオプションの名前は「IPv6オプション」と言ってオプション自体は無料なのですが、ただ専用ルーターを月500円で借りるか自分で用意する必要があるのと光電話の使用が条件になっています。

「ビッグローブ光」のデメリット

ここまではドコモ光のメリットを見てきましたが、デメリットも把握しておきましょう。

1.他の光コラボより長い3年縛り

ブッグローブ光のメインは「3年プラン」で平たく言うと3年縛りのプラン。3年契約する代わりに料金は安くなってはいますが、3年以内に解約すると違約金2万円がかかってしまいます。

ほかの光コラボの2年縛りと同じですが、3年ちょうどで契約を解除できない場合は自動的に更新されて次の解約金がかからないタイミングはまた3年後ということになります。

ただその代わりに高額のキャッシュバックや工事費無料も適用されるのは3年プランだけで、2年プランもあるのですが2年プランはキャンペーンが適用されません。

キャンペーンのメリットを考えるとこの違約金もそこまで気にする必要はないですが、3年とちょっと眺めの縛りということは覚えておきましょう。

2.従来の通信方式だと回線速度が遅いこともある

メリットでも説明しましたが人気のサービスなので地域によっては混雑時に通信回線が遅いという評価を目にします。

これは使う地域によって違うのですが、もし遅かった場合にもIPv6オプションを使うことでかなり速くすることができるのでビッグローブ光の大きなデメリットではなくなっています。

3.通信量が多いユーザーは速度制限があることも

これはビッグローブ光だけでなくビッグローブのフレッツ光に関するサービス全てが対象になるのですが、通信量が異常に多い場合には通信速度を制限するという発表が2017年1月にありました。

詳細は公式ページで確認できます。

これは固定回線では珍しいですが、ほかのユーザーに迷惑をかけるほどの使い方であれば制限されても仕方ないのかと思います。

ネットに頻繁に動画を上げたり、1日に動画を何時間も観るという常識を超えたヘビーユーザーの人はここは考えた方が良いかもしれません。逆に一般的な使い方をする人は特にここは心配する必要はありません。

4.フレッツへ戻したい場合は電話番号が使えないなどのデメリットが

ビッグローブ光だけでなく全ての光コラボに共通なのですが、一度光コラボにすると電話番号を持ったままフレッツ光に戻ったり他の光コラボに移ることができません。他の光回線に行きたい場合は一度解約してからということになります。

ちょっと意味が分からないんですがこういうルールがあるんですよね。。。

一度アナログ電話に戻す「アナログ戻し」という電話番号は手放さないで済む方法もあるのですが、電話加入権が必要などお金も手間もかかります。なので一応光コラボへ移る時はこのデメリットも覚えておいてください。

ビッグローブ光はこんな人に向いている

ビッグローブ光はこういった人に向いています(^o^)／

1.auの携帯・スマートフォンを使っている人

au携帯・スマートフォンの人でフレッツ光の回線に満足しているのであれば、セット割引のスマートバリューが使えるフレッツ光からビッグローブ光への乗り換え（転用）はありです。

スマートバリューだけでも自分プラス家族分で年間数万円、基本料金が安くなればその分、転用のキャンペーンまであるのでかなりの節約効果が見込めます。

またauのスマートバリューで割引を受けたいんだけどauひかりの回線が引けないという人にも向いています。

2.フレッツ光とプロバイダのビッグローブを使っている人

フレッツ光とプロバイダでビッグローブを使っているなら「戸建」「16契約以下の集合住宅」なら光回線の基本料金がフレッツ光より安くなるのでビッグローブ光に向いています。

基本料金が安くなるのに加えて転用のキャンペーンが適用されれば環境は同じなのに高額キャッシュバックまでもらえるので検討の価値はかなりあるかと。

3.引越しが多い、引っ越しの予定がある人

引っ越し先でも工事費が何度でも無料になるビッグローブ光は、7,500～9,000円かかるフレッツ光よりかなりお得。

引っ越しが多い人はもちろんですが、今フレッツ光を使っていてこれから引越しの予定がある人もビッグローブ光にしておけば引っ越し先の工事費はかからないことになるのでビッグローブ光が向いています。

4.転用でもキャッシュバックが欲しい人

光コラボにしたいんだけどフレッツからの転用でもキャッシュバックなどのキャンペーンがないかなと探している人にもビッグローブ光は向いています。

転用でも最大4万円ほどの特典がある光コラボはなかなかありません。

ビッグローブ光はこんな人には向いていない

ビッグローブ光は特に大きな弱点が見当たらない光コラボなので向いていない人はあまりいないかもしれません。

ビッグローブ光のデメリットの通信回線の遅さもIPv6オプションを使えば解消できますし、長めの3年縛りも高額のキャッシュバックで補えます。

あえて言うならドコモやソフトバンクの携帯・スマホユーザーでで割引のメリットが大きそうな人はビッグローブ光じゃない方がメリットが大きいのでそういった人は向いてないと言えば向いてないです。

ビッグローブ光の通信環境について

人気があってユーザーが多いサービスなので地域によっては混雑する時間帯で通信速度が遅くなっている様です。

ただビッグローブ光にはIPv4 over IPv6方式の「IPv6オプション」があるので、実際使ってみて遅いと感じたらこのオプションを使うことでかなりの改善が見込めます。

なので通信環境に関しては評判ほど気にすることはないと思います。ただもし従来のIPv4方式でしかネットを使いたくないというのであれば他の回線を検討した方が良いかもしれません。

光電話やひかりTVについて

「ビッグローブ光電話」という名前の光電話や「ひかりTV for BIGLOBE」などの映像サービスも使うことができます。

光電話の通話料は固定電話へ日本全国3分8円、携帯電話へは60秒16円～18円、海外へはアメリカ60秒9円、中国・韓国60秒30円など一般の加入電話よりかなり安くなっています

開通までの期間

公式サイトの案内では新規で工事が必要な場合は約2週間～2カ月程度、フレッツ光からの転用は1週間程度となっているのでビッグローブ光に決めたら早めに申し込みを済ませておきましょう。